ピーマンの雑学

piman_greenpepper

パプリカとの違い

ピーマンはナス目ナス科トウガラシ属トウガラシ種に分類され、トウガラシを品種改良したカプサイシンを含まない野菜を指します。
日本語では「ピーマン」と呼びますが、これはフランス語またはスペイン語でトウガラシを意味する言葉「ピメント(フランス語:piment、スペイン語:pimiento)」に由来すると言われています。

ピーマンは果肉がほとんどなく空洞で、中心に白い綿状の部分と種があります。
表面が緑色のものは未成熟の果実で、成熟すると赤色になります。
他には黄色・橙色のものが存在します。

これら緑色以外のものを日本では一括りに「パプリカ」と呼びます。
ハンガリー産のカラーピーマンの品種を「パプリカ(paprika)」と呼び、世界的に一大産地である事からそのまま日本語でも「パプリカ」と呼ぶようになったと思われます。

諸外国では呼び名が様々で、英語圏では色に合わせて”green pepper”や”red pepper”などと呼ばれます。
学名はピーマン、パプリカどちらも”Capsicum annuum var.grossum”と同じで、未成熟か成熟かの違いとなります。
色以外での違いは、パプリカの方は果実が大きく、果皮がやや硬く、果肉が厚く、生食でも甘味があり、ピーマンと比較して栄養価が高いことが特徴です。
なお、フランスではピーマンもパプリカも一括りに「ポワヴロン(Poivron)」と呼びます。

ピーマンの栄養価

ピーマンはビタミンCが非常に多く含まれており、ピーマン100g中76mg含有します。
緑黄色野菜の王様とも言われている、ほうれん草のビタミンC含有量が100g中35mgであり、ピーマンのビタミンC含有量はほうれん草の約2倍となっています。
またピーマン・ほうれん草共に加熱しても、成分に含まれるフラボノイドがビタミンCの減少を抑えると言われています。
ビタミンE(α-トコフェノール)は100g中0.8mgとなり、ビタミンCと同時に摂取すると相乗効果により抗酸化作用が向上するとされており、がん予防や老化防止に有効とされています。また、ピーマンにはクロロフィルが含まれておりこれも抗酸化作用を促します。

ピーマンに含まれるピラジンは、ピーマン独特の苦みや青臭さの成分だとされています。
ピラジンは血液をサラサラにし、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞の予防になります。
また、頭皮の毛細血管への血行が良くなり、育毛にも役立つと言う報告があります。

ピラジンは主に白い綿状の部分に多いようです。
今まで白い綿状の部分を取り除いていた方はなるべく意識して取り除かないようにすることをお勧めいたします。
また、以下のホームページではピーマン以外の野菜のトリビア・雑学なども読むことができます。
>>野菜の雑学・トリビア | 雑学・トリビア

ピーマンの産地

生産量の日本一は茨城県(2006年)と言われています。
他に主な産地として宮崎県・高知県・鹿児島県・岩手県・福島県が挙げられます。
5月頃に植えつけし、7月から10月にかけて収穫される夏野菜となります。
日本で冬から春にかけて出荷されるピーマンは温暖な宮崎県・高知県産が多いです。