ニワトリの雑学 | トリビアバンク
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ニワトリの雑学

ニワトリの雑学

なじみの深い家畜の代表

鳥の中でも、ニワトリは人間にとって最も身近な存在とも言えるでしょう。
ニワトリは「トリ」と呼ばれることからも分かるように、鳥を代表する種類でもあるのです。

特に食肉の分野においては、世界中で最もポピュラーなものでもあります。
ニワトリはその肉だけでなく、産み落とす卵も私たちにとって貴重なものです。
どの国においてもニワトリと鶏卵は主要な食材の代表となっています。

日本でもやはり同じで、毎月28日を「にわとりの日」としています。
これは28という数字の読みの語呂合わせから来ていて、鶏肉と鶏卵を食卓に普及するために制定されています。
この毎月28日には、多くのお店で鶏肉や卵などが割引価格で販売されるなどしています。
また、ファストフードでも特別メニューを出したり、安い価格で提供したりすることもあります。

ニワトリはどうして夜明けに鳴くのか?

ニワトリの鳴き声と言えば「コケコッコー」で、誰もがすぐに思い浮かべることができます。
ニワトリの鳴き声のもう一つのイメージとしては、明け方に鳴くというものでしょう。
確かに、ニワトリは日が昇ってくるタイミングで鳴き始めることが多いです。
これには、ニワトリの身体的な特徴が関係していると考えられます。

ニワトリは「鳥目」という言葉にもあるように、暗いところでは極端に視力が落ちて周りが見えなくなってしまいます。
ニワトリは昼行性の動物ですから、夜には活動せず明るくなってから行動を始めるわけです。

日が昇ってくると、目が機能するようになり周りを把握できるようになります。
そのタイミングで活発になり、鳴き声を挙げるというわけです。
また、鳴くことによって自分の存在を仲間に知らせるという意味合いがあるともされています。

ニワトリの独特の歩き方の理由

ニワトリの歩き方を見ると、滑稽とも思えるような独特の動きをしているなと思うかもしれません。
一歩ごとに進んでいく動きに同調して、首が動いて頭が上下するという動きです。
ニワトリの多くの種類は首が長いので、その上下運動はさらに大きく見えます。
どうしてこんな動きをするのかというと、そのヒントはニワトリの目の特性にあると考えられます。

ニワトリの眼球はクルクルと動かすことができない作りになっています。
そのため、目の動きをしていろいろな方向を見るということができないわけです。
その問題を解決するためには、頭自体を動かすしかありません。
頭を上下に振ることによって、より広い範囲に視界を確保できるというわけです。

ニワトリの眼球のもう一つの特徴として、目を閉じる際に下のまぶたを動かすということです。
ヒトの場合は上まぶたを下げることで目を閉じますが、ニワトリの場合は逆なのです。