ペリカンの雑学「のど袋」 | トリビアバンク
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ペリカンの雑学「のど袋」

ペリカンの雑学「のど袋」

不思議な見た目のペリカン

ペリカンといえば長いくちばしとその下にあるたるんだ袋がチャームポイントです。
くちばしが長い理由は何となく想像できますが下についている袋は何をするためのものかわからない人も多くいます。

この袋の部分はとてもたくさんの役割と持っています。
くちばしとのどの袋はどのような役割があるのでしょう。

ペリカンのくちばし

ペリカンのくちばしは鳥類の中でも最も大きいです。
大型のものになると50㎝近くもあります。
長い形は魚を捕まえやすいように進化をした形です。

桃色ペリカンはくちばしが45㎝ほどあります。
毎日魚を1㎏から2㎏も立っべるため長いくちばしがとても大切です。

野生のペリカンは群れを作って生活しています。
エサを食べる時には群れで協力して魚を追い込んでくちばしの下にあるのど袋ですくい取って食べています。
名前の由来は体がピンクをしているためで繁殖期になるとピンク色がさらに鮮やかになるのが特徴です。

ペリカンののど袋の役割

ペリカンののど袋は魚を追い込むときに浸かっていますが漁業のまき網漁と同じ仕組みです。
のど袋は皮膚でできているのですがとても伸びます。
そのため魚を使う網として使うことができるのです。

のど袋の容量は10リットルもあり魚を捕まえようとすると水もかなり入ってきてしまいます。
しかしペリカンはとても器用です。
魚だけを口の中に残して口の中に入ってしまった余計な水は吐き出すことができます。

捕まえた魚は丸呑みしますが頭から飲みこむのですが、これは尻尾から飲みこむとヒレなどが引っかかってしまいうまく呑み込めなくなってしまうためです。
くちばしの中で魚が横になるとのど袋の中で魚の向きを器用に変えて飲みこんでいます。

他にものど袋は体をあおぐこともできます。
暑い時期にはのど袋を揺らしているのですがこれはうちわであおぐように風を当てているだけではありません。
血管が通っているのど袋を揺らすことによって血管を流れている血液の温度を下げて体全体の温度を下げる役割をしています。
このように体温調整にものど袋は役立っているのです。

動物園でペリカンを見てみよう

動物園ではペリカンは人気のあるほうではありません。
どちらかというとオラウータンやゾウのような大きな動物に目が行きがちです。
しかしペリカンはとても愛らしく動きも可愛くて見学していると長く見ていても飽きることなく楽しめます。

ペリカンがのど袋のストレッチをしている様子はとても面白いです。
他にも食事をしている様子や泳いでいる様子もなかなか普段の生活では見られません。
動物園でもペリカンを飼育しているところはあまり多くなく貴重ですから近くの動物園にいる場合にはぜひ見学してみましょう。