コスモスの歴史 | トリビアバンク
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コスモスの歴史

コスモスの歴史

コスモスが最初に来た時代は明治

コスモス自体は明治のはじめごろにきた外来種で、もともと日本で作られたものではありません。
一般的に広がり始めたのは明治の末期で、長い時間かかってやっと日本で知られるようになりました。
元々はメキシコで育った花で、メキシコの栄養分が少ない土の上でもしっかり咲くことが出来る強い花です。

コスモスは育てやすい花で人気

日本ではコスモスの和名である秋桜と呼ばれており、過酷な土地でも強く咲くことができる事から、園芸の初心者でも安心して育てられます。
特に水やりや肥料が必要ないので、手間や費用がかからないというのも人気の理由となっているのです。

外来種であるコスモスですが、日本で新たに作られた在来種は白やピンクや赤の3種類となっており、現在は黄色や黒なども品質改良で生み出されており、実に様々な色のコスモスが存在します。
植える時期は夏の早咲きから秋の遅咲きと分かれますが、秋桜と和名で呼ばれている通り、本格的な時期は秋となっているのです。
花言葉は調和、謙虚、美麗とまさに沢山のコスモスの花で構成されている状態をイメージさせてくれる意味が込められています。

コスモスというとコスモという小宇宙をイメージさせるのですが、実は語源は同じです。
ギリシャ語でkosmosに由来するのですが、kosumosの意味が秩序、美しい、調和とコスモスの花言葉と同じとなっています。
これが偶然なのか必然なのかわからないのですが、宇宙を連想させるコスモスは素敵なイメージを持たせてくれます。

またコスモスの和名秋桜にも由来があり、いつの間にか自然と使っていますが、何故秋桜と書いてコスモスと呼ばれているのか知っているとより呼びやすくなるでしょう。
秋桜は山口百恵が歌謡曲として出しており、大ヒットした作品でもあります。
この曲のタイトル、秋桜をさだまさしがコスモスと読ませたことがきっかけとなっているのです。
勿論秋桜と書いてどう読んでもコスモスにはならないのですが、無理矢理感を出していつのまにか当たり前となっています。

コスモスは食用としても使われている

コスモスは観賞用のものでなければ食べることが出来ます。
主に観賞用は花屋さんとかで売られているもので、農薬や延命剤を使用しているものが多いので、こちらは食用には出来ません。
しかし、自然に咲いたものであれば、食べることが出来るのです。

コスモス自体にはビタミンAが含まれているとされていますが、栄養面よりも彩面で使われることが多いようです。
野菜やフルーツサラダの彩り、ジュースやゼリーの飾りつけなど、綺麗に見せたい時に効果的です。
またコスモス自体をゆでて煮汁をぼりだして、砂糖と混ぜるとさわやかなフラワー・ソースを作ることが出来ます。