チューリップの雑学

チューリップの原産国

チューリップといえば、オランダをイメージする事から、オランダが原産国だと思われています。
実際に世界でもオランダは、チューリップ大国と呼ばれているくらいですから無理もないでしょう。
日本にも様々な球根が輸入されていて、その大半はオランダ産です。
しかしチューリップの原産国は、トルコなのです。
トルコのアナトリア地方が正式な原産国であり、1500年以上前に、トルコの壁画にもチューリップが描かれていた事が確認されています。

当時のトルコでは、オスマン民族がチューリップを愛し、ターバンの飾りや生花など生活の一部に取り入れていたとされています。
チューリップの語源がターバンを意味する、チューリバムというのも、トルコがチューリップの原産国である事の裏付けになるとされています。

チューリップの歴史

原産国がトルコでも、オランダでは国花にも指定されているくらいですから、どうしてもオランダのイメージが強いのは否めません。
今でこそポピュラーなイメージが定着していますが、その昔オランダではチューリップをめぐって大事件が起きた事があります。
日本でもバブル期などと呼ばれた時代がありましたが、オランダではチューリップバブル、チューリップ狂時代といって、1637年にチューリップの球根が高騰し、その後大暴落したため経済をも巻き込む大事件となってしまいました。

チューリップは球根から育てますが、球根を作るまでには長い時間がかかります。
他の花のように短期間で数を増やすのが難しい事から、品薄になってしまいます。
しかし品薄になるという事が、皮肉にも先物取引として注目されるようになったのです。
その結果チューリップの本質を無視し、お金目的しか考えない投資家が増えます。
チューリップの球根1個と工場を丸ごと交換したり、食糧や家畜と交換したりするなどという無謀な取引もあったといいます。

この調子でチューリップの球根はどんどん高騰していきます。
価格が高騰していた時は良かったのですが、そんな無茶な状況がいつまでも続くはずもなく、やがて球根の価格は大暴落します。
借金をした人も多く、暴落により3,000人もの人々が借金を抱える状況に陥ります。
しかし実際に現金でやり取りをしていたのではなく、手形での契約が多かったため、手形が無効になる事が多かったので、それほど影響はありませんでした。

チューリップの不思議

チューリップは曇りの時に花が閉じるのをご存知でしょうか。
これはチューリップが持つ傾熱性から起こる事です。

曇りの時は気温が下がりますから、チューリップは気温が下がると外側の花びらを伸ばし花を閉じます。
温かくなると花が開くのですが、曇った時にチューリップに手を当てていと肌に温めると、天気に関係なく花が開きます。
これも全てはチューリップが持っている傾熱性から起こる現象です。