国内の旅行会社の歴史 | トリビアバンク
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国内の旅行会社の歴史

国内の旅行会社の歴史

国内の旅行会社の歴史

日本の旅行文化はいつから

今では家族や恋人と旅行に行くのは当たり前のことです。
しかしそのルーツは意外と知られていません。

日本の旅行の歴史は平安時代にさかのぼると言われています。
当時は京都や奈良から熊野三山にお詣りに行くというのが旅の典型でした。

その後江戸時代にはお詣りに行く場所が伊勢神宮へと変わっていきます。
さらにただお詣りをするだけでなく道中に宿泊する宿を予約したり食事を手配したりという今の旅行のようなスタイルがとられるように変わってきたのです。

旅行業の歴史

今は旅行をしようと思ったら旅行会社に行くと航空券や食博先の手配をしてもらえますがそのような文化ができたのは1890年以降とされています。
1893年に外国人が日本を訪れる際にもてなしたことが始まりとされているのです。
これは見え自政府が欧米に合意するための一つの動きだったと考えられます。

その後1905年に南新助が国鉄にお世話になっているお礼ということで団体での善光寺参りを企画して旅行を実施します。
この経験をもとに旅行会社が日本で初めて設立されたのです。
この旅行会社は日本旅行の前身となるものです。

1912年には今のJTBの前身となるジャパン・ツーリスト・ピューロが設立されます。
ここは主に日本を訪れた外国人を案内することを主な業務として活躍した団体です。

国内の旅行会社はこの後少しずつ増えていきます。
ただ当時は国内旅行のみでした。

海外旅行が自由化されたのは1965年です。
この当時もまだ旅行会社は50社ほどしかなく市民に旅行会社が浸透するまでは時間がかかりました。

旅行が大衆化するまで

1964年は東京オリンピックが開催された年です。
東海道新幹線も東京から新大阪まで開通しましたしたくさんの外国人旅行客が日本を訪れました。
外国人旅行客は35万人をこえたともいわれています。

この年から日本では海外渡航が自由化されたことで海外に出国した人は12万人もおり少しずつ海外にでかけるということが認知されるようになったのです。
とはいえまだ最初のうちは海外に渡航する主な理由は仕事であり旅行で海外に行くというのはごく一部の富裕層のみに限られた贅沢でした。

1965年以降一般向けにどんどんと海外旅行のパック販売を始めるようになります。
これを機に旅行会社は次々にパックツアーを開発して発売するようになるのです。

そのころアメリカでジャンボジェットが登場したことで飛行機に搭乗できる人数も大幅に増員します。
これも海外旅行が一般の人たちの手に届きやすくなるきっかけとなりました。
旅行をあっせんするだけでなく自分たちからどんどんと商品を開発して販売するようになったことにより日本の旅行業界はどんどんと市場拡大をして今のように旅行が大衆化したのです。