汗の雑学 | トリビアバンク
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汗の雑学

汗の雑学

汗の仕組みを知ろう

汗は皮膚にある汗腺で作られ、その成分はほとんど水で、体温を調節する働きがあります。
汗はエクリン汗腺とアポクリン汗腺によってつくられていてエクリン汗腺は体毛のない部分の皮膚にあり、アポクリン汗腺は毛包の上の方に会って毛の周囲から皮膚へ滲み出るような構造です。
ストレスを感じた時に出るような汗はエクリン汗腺、脇や陰部などの限られた部分の汗はアポクリン汗腺から出る汗になります。
また、アポクリン汗腺からの汗はフェロモンにも関係あるようです。

汗には種類と出る理由はある

温熱性発汗という汗がありますが、これは体温調節のために出る汗で気温の上昇で暑いとき、運動や労働で体を動かしたときに生じる汗です。

精神的発汗の汗は体のどこかに痛みがある時、発表などで緊張したとき、けんかして怒りが頂点に達したとき等の汗で、手のひらや足の裏にみられます。

味覚性発汗は唐辛子を使ったような辛い料理や刺激物を食べると出る汗ですから、経験のある人は多いでしょう。
この汗の原因は辛み成分のカプサイシンによるもので、辛い物を食べたことで口腔内の粘膜にある温度センサーが刺激されることで、熱覚と痛覚が生まれ、発汗神経を刺激されるのです。

良い汗と悪い汗を見極めよう

まずは、見た目から良い汗、悪い汗を識別しますと、良い汗はサラサラして水の様ですぐに乾き、粒も小さいのに対する悪い汗はベタベタして脂っぽく粒が大きく乾きにくいです。
そして味、においの部分で識別しますと、良い汗はなめても味がしなくて無臭なのですが、悪い汗はなめるとしょっぱい味がしてにおいもあります。

良い汗は、健康的な汗で汗腺が塩分やミネラルを体に戻して水分のみを出すので、さらっとしていて無臭ですが、悪い汗はその反対で塩分やミネラルも一緒に出てしまうので、しょっぱい味がしますし、雑菌もいっしょにでるので、においがあるのです。
悪い汗がべたべたしているのは、このように塩分等を含んでいるからで汗じみも、そのためにできてしまいます。
また、汗が乾かないために雑菌が生じていやなにおいになり、体温調節がうまくいかないので、熱中症になりやすくなってしまいます。

良い汗のためには

悪い汗は運動不足、睡眠不足、ストレスによる自律神経の乱れ、食生活の乱れ、冷房等の使い過ぎが考えられます。
そういったことを解消するためには、適度な運動をしましょう。
運動することで、空腹を感じて食事もおいしく食べられるでしょうし、適度な疲労を感じてよく眠れるようになり。ストレス軽減にもつながります。

食生活はバランスよく食べるように心がけてください。
そして、ストレスは原因が分かれば取り除くようにしましょう。
余りに辛い場合は、心療内科に相談するのも良いことです。