嘘の見破り方 | トリビアバンク
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嘘の見破り方

嘘の見破り方

ベロを出す子ども

違和感は大切なシグナル

「何か様子がおかしい、嘘をついているんじゃないか」
夫婦や恋人、親子や友人同士で、そう感じたことはないでしょうか?

人が嘘をつく時には、後ろめたい気持ちから普段とは異なる行動をとったり、体に変調をきたしたりすることが多いです。
嘘発見器は、血圧や心拍数の変化や、声紋や脳波を測定することで嘘を見破ろうとする機械です。

嘘を見破る方法とは、相手の普通ではないシグナルを感じとることとも言えます。
相手の目線でも姿勢でも、話のリズムでもなんでも結構です。
いつもより、早口になる、口数が増える、目線を合わさなかったり逆に長く合わせてきたり、不自然に顔を触ったり、といったことが代表的な嘘をつく時の仕草です。

小さな嘘、大きな嘘

相手の言動が怪しいと感じながらも会話を続けていくと、質問に対しての返事が曖昧であったり、話題を変えようとしたりと、ますます怪しいと感じることがあります。
つじつまを合わせるために嘘に嘘を重ねて、大きな嘘になっていくことも多いです。

相手の嘘に気づいたときには直ぐに指摘せず、まずは彼(彼女)が、なぜそんな嘘をつくかについて思いを巡らせてください。
そうすることで一つ一つの小さな嘘に振り回されることなく、相手の嘘を物語の粗筋をつかむような感覚で追え、その後の適切な対応が可能になります。

悪意の見つけ方

常習的な振り込め詐欺犯など、嘘をつくことへ罪悪感が全くない人もいます。
前述の通り、嘘をつくことに対しての後ろめたい気持ちから普段と異なる言動が表れます。
元々後ろめたい気持ちがないですから、平気で嘘がつけます。
彼らは嘘を本当に見せるプロといってもよい存在です。

彼らの態度や素振りから嘘を見破ることは常人ではほとんど不可能です。
このような確信犯を見破るキーワードは「責任感」と「言動の不一致」です。
相手がどんなに辛そうで、援助を必要としている様子でも、このキーワードに引っかかるような場合は疑ってかかるべきかもしれません。

解ったふりは迷路の入り口

「理解のある親を持つ子は、とても孤独である」という言葉をご存知でしょうか?
「自分の生き方に自信が持てず、子どもに自分の信じる道を示すことのできない親に限って、子どもを理解したふりをして優しい態度をとる。そんな親が実は子供を一番孤独にしている」という意味です。

わかったふりをすることから、わかることは何もありません。
わかっていることと、わかっていないことを自分の中できちんと整理するだけでも、嘘を見破る能力は確実にアップするのです。